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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 今日は昨日よりかは早くUPできました。
 まぁ、それでも以前よりかはだいぶ遅いですけどね。
 さて、今回もマヴィオさんですね。
 スパーリングシーンはカットしました←ヲイ
 では、お黄泉ください。


 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 三百八話「流れる汗とともに」

「──そこまで」
 ノーヴェの声が聞こえる。
 ぼんやりとしながら、私は天井を見上げていた。天井はとても高い。高い天井をぼんやりと見上げていると、フーカさんの顏が視界に飛び込んできた。
「ヴィヴィさん、大丈夫ですか?」
 フーカさんは慌てている。別に慌てる必要はない。ないのだけど──。
「全然歯が立たない」
 フーカさんも強い人だ。そう、強い人だけど、ここまで強かったかなって思う。手も脚も出ないというのは、まさにこのことだよ。
 なにをしても届かない。逆にフーカさんの攻撃はすべてクリーンヒットするという、実力差がありすぎるという結果になってしまった。
「それはそうだろうよ。おまえ最近トレーニングしていないだろうし」
 ノーヴェが苦笑いしながら、リングサイドから顔を出していた。
 たしかにここ一週間私はトレーニングをしていなかった。とはいえ、ここまで差がつくものなのかな? いくらなんでも差が付きすぎている気がしてならないよ。
「バァカ。そんな直近のことを言っているわけじゃねえよ。おまえ、航行任務中はデスクワークしかしていないよな?」
 たらりと冷や汗が伝った。どうしてそれがわかるんだろう? いやわかっているよ? 航行任務中とはいえ、ちゃんとトレーニングをしていないと、いざという時に動けないというのはさ。
 それでもさ、ここ最近はすごく仕事が忙しかったし、私生活でもいろいろと気がかりがあったりで、まともにトレーニングをする時間を作れていなかったわけで。
「言い訳するな。どんなに実力があろうとも、ちゃんと日々トレーニングをしない奴と仕事に追われつつも、合間合間を見つけてトレーニングをする奴。どっちが強くなるかなんて言うまでもない。そもそも仕事が忙しいっていうなら、フーカだって同じだろうが」
 ぐうの音も出ないほどに正論だった。仕事が忙しいのはなにも私に限ってのことじゃない。フーカさんだって同じだ。それでもフーカさんはトレーニングを続け、私は怠っていた。いろいろと辛い現実を前にしていたとはいえ、条件自体は同じだった。ただ私は怠けて、フーカさんは勤勉だった。それだけのことだった。
「……まぁ、おまえにもいろいろとあるのはわかっているさ。いまはまだ休暇中なんだろう? 家でゴロゴロしているよりかは、体を動かしている方がまだ精神衛生上いいからな。というわけで、今日からみっちりとまたしごいてやる。覚悟しろよ、ヴィヴィオ」
 にっこりとノーヴェが笑った。その笑顔に顔が引きつるのがわかる。ひきつるけれど、同時にありがたいとも思う。
 いろいろと考えたくないことを、流れる汗とともに忘れられるかもしれない。それも逃避であることは間違いないだろうけれど、少なくともいまよりかはましだと思う。
「お手柔からに」
「おう、みっちりとしごくからな」
 ただできれば、少しは優しくしてほしいな。ノーヴェの笑顔を見つめながら、そう思わずにはいられなかったよ……。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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