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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、えっと、今日で十周年達成ですね。
 十年前にヤフーブログから始めた「流るる、雲。」も今日で十歳になりました。
 いろいろとあった十年でしたね。
 まぁ、いまはあえてなにも言わないでおきましょうか。
 そういうことはいまの記念日ssを終わらせてからですし。
 というわけで、早速どうぞ。
 
 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 三百三話「家族の食事」

 目を醒ますと、いい匂いがしていた。
 見えるのはリビングの天井だった。ばさりとなにかがフローリングに落ちる音が聞こえてきた。教導隊の制服のジャケットがあった。
 毛布代りにかけてくれていたんだと思う。そういうところはなのはパパらしい。
「起きた? ヴィヴィオ」
 キッチンの方からなのはパパの声が聞こえてきた。起きていることを伝えるために腕をあげる。なのはパパがリビングに移動してくるのがわかった。
「食べられる?」
「食べる」
「そう。じゃあ準備をするから」
 なのはパパはそれだけを言って、キッチンへと戻って行った。
 美味しそうな匂いがリビングに充満していく。匂いからしてカレーなのかな。よっと声を出しながら、起き上がると、なのはパパがカレーの入った鍋と炊飯器を持ってきていた。炊飯器の中のご飯は炊き立てだった。テーブルにはすでにサラダとカレー皿にスプーンとフォークが置かれている。きちんと人数分があった。すでにクレアとシンシアも帰ってきているみたいだ。ふたりの分のお皿やスプーンが置かれているもの。
 ただ当のクレアとシンシアはリビングにはいない。部屋にでもいるのかな。
「クレアとシンシアは?」
「お風呂だよ。いまふたりで入っているから。ヴィヴィオも食べたら入りなさい」
「あ、うん。そうだね」
 考えてみれば、昨日からお風呂に入っていなかった。まだ汗が気になる時期ではないけれど、そろそろ入っておいた方がいい。汗はあまり掻かなくても、臭いはそろそろしそうだった。
「今日はカレーなんだ」
「……本当はほかに作ろうかと思っていたんだけどね。どうにもフェイトちゃんにばかり任せていたからかな。作り方を忘れてしまっていたり、うまくできなかったりばかりでね。確実にできるのはカレーくらいだったってだけ」
「言ってくれれば、店屋物を頼んだのに」
「それだといくらかかるかがわからないからね。お金には困っているわけじゃないけれど、クレアをお腹いっぱいにしてあげるには、どれくらい頼めばいいのやらって感じだし」
「あー、それは」
 言われてみれば、クレアを満足させる量となると、店屋物ではお金がかかりすぎるし、味だって保証できない。ならば自炊でたくさん作ればいいだけのことだった。実際なのはパパが持ってきたカレー鍋は、実際はカレーを作るためのものではなく、本来はおでんのときに使う大きな金属の鍋だった。こんな鍋で作ったら、普通は数日どころか、一週間くらいは保ちそうだけど、うちの場合は一食で消費してしまうのだから、恐れ入るね。
「お腹空いたね、シンシア」
「うん」
 話をすればクレアとシンシアがお風呂から出てきた。すぐにふたりはほかほかと湯気を纏いながら、リビングに入ってきた。ふたりとも話す内容の割には、笑顔じゃなかった。胸が痛む。痛む胸をひそかに押えていると、なのはパパがクレアとシンシアに声をかけた。
「それじゃ食べるよ。ふたりとも席に着いてね」
「はーい」
「うん。お父さん」
 ふたりはそれぞれに頷き、それぞれの席に着いた。私もその後に席に着いた。思い思いの量をカレー皿に注ぎ終えると、なのはパパが手を合わせた。
「それじゃ、いただきます」
 なのはパパの号令のもとに私たちは食事を始めた。久しぶりの家族での食事。でもそこにフェイトママがいない。がらんとしたフェイトママの席を眺めながら、私は久しぶりの家での食事を始めた……。
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