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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 十月も今日で終わりですね。
 速かったな、十月も←しみじみ
 まぁ、それはさておき。
 今回は視点が変わります。
 そろそろ高町家視点もおしまいですね。
 あくまでもマヴィひゃるものなので←しみじみ
 では、お黄泉ください。


 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 二百八十八話「罵声」

 クレアが泣きながら事情を話してくれた。
 事情を聞くために、一度フェイトちゃんの病室からは離れていた。近くにある自販機、そのそばにある休憩スペースでクレアとふたりっきりで話を聞いていた。
 クレアは泣いているうえに断片的だから、ちょっと的を得ない内容ではあったけれど、クレアの苦しみや悲しみは伝わってきた。
 同時に思ったよ。なんで私はそんな大変なときに家にいなったのかな、とね。
 任務だったとはいえ、こんなにも大変なことが起こっているときに家を空けるとか、自分で自分が腹立たしい。
 でもどんなに自分に腹を立ててもやってしまったことは変わらない。家族の力になってあげられなかったことには変わりない。
「そっか、そんなことがあったんだね」
 対面側に座るクレアを見つめながら、私はそうとしか言えなかった。それ以外にどう言えばいいのかがわからない。なにを言っても言い訳にしかならない気がしていた。
 だからなにも言えなかった。ただひと言口にするので精いっぱいだった。
「……どうしていてくれなかったの?」
 クレアは涙をこぼしながら私を見つめてくる。胸が痛い。張り裂けてしまうほどの痛みに襲われている。それでも私はクレアから逃げるわけにはいかない。
「……それは」
「お仕事だったのは知っているよ。お母さんがそう言っていたもの。でもなんでいきなりいなくなっちゃったの? どうして帰って来てくれなかったの!?」
 責める言葉が投げかけられる。なにを言えばいいのかがわからない。なにを言えば、クレアに納得してもらえるのかがわからない。
 実際私に言えることは少ない。今回の件の大部分が守秘義務に値していた。特に重犯罪者を襲撃から守ることができず、死なせてしまったことはかなりまずいことのようだ。再三、上層部からは誰にも秘密にするようにと言われていた。
 だからこそなにも言えない。なにも言ってあげることができない。
「……ごめんね」
「ごめんじゃわからない! なんで? なんでお父さんは大事なときにいてくれなかったの!? 大変なことが起きているの、どうして家にいてくれなかったの!? お父さんさえいてくれたら、アインハルトお姉ちゃんも、お母さんも流産なんてしなかったのに!」
 そうだ。私がいれば、少なくとも私が無事だとわかっていれば、こんなことにはならなかった。たとえ守秘義務だったとはいえ、通信がまともに通じなかったとはいえ、連絡を取る方法はあったのかもしれない。でも私はそれを探すことをしなかった。怠ってしまった。だから悪いのは私だった。
「……ごめんね。本当にごめん」
 私はそうとしか言えない。謝ることしかできない。必死に謝りながら、泣き続ける愛娘を抱き締めることしかできなかった……。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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