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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 今日はどうにかいつも通りに更新できましたね。
 さて、今回は視点が変わります。
 嘆きですね。
 どういことなのかは追記にて。
 では、お黄泉ください。


 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 二百八十七話「再会 その五」

 シンシアが変わってしまった。
 いや、変わっただけで済めばいい。でもいまのシンシアは変わったという言葉だけで済ませられる状態じゃなかった。
 だっていまのシンシアは──。
「──私は壊れちゃったの? 壊れちゃったから、いろいろとわからないことが増えちゃったのかな?」
 シンシアが言う通り、壊れてしまっているのだから。でも発狂するように完全に壊れてしまったわけじゃない。ただ心のどこかが壊れてしまっている。すべてはシンシアが楽しみにしていた妹が産まれることなく、死んでしまったから。
 だからシンシアは壊れちゃったんだ。死というものに触れて、自分で自分がわからなくなってしまったんだ。どうしていいのか、私にもわからないよ。
 私だって誰かが死んじゃうなんて今回が初めてだもの。わかるわけがない。
 それでもお姉ちゃんとしてどうにかしないといけない。いけないのだけど、どうすればいいのかが私にはわからない。どうしたらいいの? どうしたらシンシアは元のシンシアに戻ってくれるの? 
 もしかしたらこれは罰なのかな?
 私がアインハルトお姉ちゃんにひどいことばかりしていたから、こんな目に遭っているのかな? 神さまからの罰なのかな?
 ああ、きっとそうなんだ。きっと私が悪いことばかりしてしまったから、神さまが怒っているんだ。悪い子にはオシオキだって。
 私の大切なものを奪ってしまったんだ。
 だからこそ私は壊れてしまったシンシアと対峙する羽目になった。すべては私の身から出た錆なんだ。悪いのは私であってシンシアじゃない。悪いのは──。
「ごめん。ごめんね、シンシア」
 泣きながら謝った。謝ってすむことじゃない。それでも謝られずにはいられなかった。
「どうしてクレアお姉ちゃんは謝っているの?」
 シンシアは不思議そうに首を傾げている。本当にわからないみたい。どうして私が謝っているのかを。どうして謝られてしまっているのかを、この子はわかっていない。
 ううん、わからないのも当然だよね。だって私はいままで私がしてきたことを隠してきたんだ。シンシアがわからないのも当然だよね。
 それでも私はお姉ちゃんとして謝らなきゃいけないんだ。ごめんね。本当にごめんね。
「ごめんね、こんなお姉ちゃんで」
 本当にごめんね。謝ってもわからないだろうけれど、それでも謝らせてほしい。あなたをこんな風にしてしまって、本当にごめんね。悪いお姉ちゃんで本当にごめん。ごめんね、シンシア……。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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