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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 すっかりと遅くなりました←汗
 なわけでさっそくUPです。
 今回も視点は変わらずです。
 では、お黄泉ください。


 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 二百八十六話「再会 その四」

 エレノアのお父さんは、結局お父さんが行方知れずになったことだけを教えてくれた。
 私が知りたいことまでは教えてくれなかった。そこまでは教えられないとだけ言っていた。体よく断られてしまったみたい。
 もしかしたら気持ちが悪いとか思われたかもしれない。でもどうして気持ちが悪いのかな? 私はただ知りたいことを教えてほしかっただけだったのに。よくわからないや。どうしてこんなにもわからないことばかりなんだろう。どうしてわからないことがこんなにも増えているのかな。どうして次々に現れてしまうの? よくわからないよ。
「シンシア。あんまり聞きたがるものじゃないよ?」
 クレアお姉ちゃんはそう言って私を抱き寄せた。どうして抱き寄せるのかな? というかなんで知りたいことを聞いたらダメなんだろう? だって知りたいことを知るのは悪いことじゃないよね? 知識を得ることは決して間違いじゃないはずなのに。
 どうしてクレアお姉ちゃんは邪魔をするのかな? 意味がわからないよ。
 それとも私の邪魔がしたいだけなのかな? うん、やっぱりわからないや。ただクレアお姉ちゃんがエレノアのお父さんのためにしていたことだけはわかったよ。その理由はよくわからなかったけれど。
 エレノアのお父さんは、クレアお姉ちゃんにありがとうって言っていた。迷惑なことをしていたのかな? でも知りたいことを知るのはいいことじゃないの? 知識を得ることは決して間違いじゃないはずなのに。なのになんで私が悪いみたいなことになっているのかな? やっぱりよくわからないよ。わからないまま、私はクレアお姉ちゃんに抱きしめられたまま、エレノアのお父さんを見送った。
 エレノアのお父さんはどこか憔悴しているようだった。どうして憔悴しているのかな。お父さんみたいに戦場にいるわけじゃないのに。
 ああ、あれかな。管理局もいまは戦場なのかもしれない。もしくはお父さんの情報を得るためにせわしなく動いてくれているのかもしれないね。
 どちらにせよ、よくわからないことだけど。
 そうわからない。私には、いまの私にはわからないことばかりだ。どうしてこうなっちゃったんだろう。もう自分でもわからないよ。わかるのはいまの私がまともじゃないってことだけ。ああ、そうか。私は──。
「ねぇ、クレアお姉ちゃん」
「なに?」
「私は壊れちゃったの? 壊れちゃったから、いろいろとわからないことが増えちゃったのかな?」
 首を傾げながら、クレアお姉ちゃんを見やる。お姉ちゃんはなんとも言えない表情で私を見た後、とても強い力で抱きしめてくれた。痛いけれど、どこか落ち着いた。それもやっぱり私にはよくわからないことだった……。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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