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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 さて、実は本日で、仕事を辞めることになりました。
 いやぁ、前々から仕事で、いろいろとありまして。
 とはいっても、クビになったわけではなく、自主退職ですね。
 いや、問題は起こしていないですよ? ふりではなく←苦笑
 まぁ、明日からはプー太郎生活になっちゃいました。
 とりま、一か月は休みたいところですね。
 まぁ、それはさておき。
 今回もマヴィオさんです。
 マヴィオさん、あんたって人はって感じですかね。
 どういうことなのかは、追記にて。
 では、お黄泉ください。


 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 九十四話「いまさらながらの寝取られ感」

「あ、あの? ヴィヴィオさん?」
 アインハルトさんが、困っていた。
 はじめは怪訝な顔をされ、次は心配を掛けさせ、いまは困らせてしまっている。なんだろう、この三段活用のような状況はと思いつつも、私自身どうしようもなくなってしまっていた。
 なぜなら、不意に脳裏に浮かんだ光景。前の晩、というかその日の明け方前の光景を思い出してしまっていた。そう、寝ぼけたクレアにより、アインハルトさんのふくらみが、手垢に塗れてしまったときのことを
私ははっきりと思い出してしまっていた。
 涙目になり、頬を赤く染めながらも、必死に声を押し殺していたアインハルトさん。その姿は、なんとも言えないほどにセクシーなものだった、はっきりと言えば、エロい。うん、エロい以外の何物でもなかった。それこそ私が男であれば、性というものに目覚めてしまうほどに、エロかった。ただただエロかった。
 しかし、アインハルトさんにとっては、あのときのことはよほど不服があったのだろう。まぁ不服しかないと思う。私だって同じ状況になれば、不服になるもの。というか思い出したくない状況になるだろうね。だからアインハルトさんが忘れてくれ、と頼んだのも理解ができる。そう理解はできる。しかし忘れるという行為を確約することはできなかった。
 むしろ、あれを忘れろとか、どうやってするんだよ、と言いたい。少なくとも私には無理だ。無理に決まっている。あんなものを忘れられるわけがない。開き直ったと言われれば、頷くしかない。むしろ頷こう。それくらいあの光景は私にとって、破壊力のあるものだったのだから。
 しかしどんなに破壊力があろうとも、あの光景はある意味私にとって敗北に近いものだったのだといまでは思える。
 だって、あれはどうひいき目に見たとしても──。
「NTRじゃん」
「はい?」
 つい口にしてしまった言葉に、アインハルトさんが首を傾げた。いや、まぁ無理もないよね。うん、私自身まさか実際に口にしてしまっていたとは思ってもいなかったし、それをアインハルトさんの耳に届く声量で言ってしまっていたということも予想外だった。
 救いだったのは、その単語の意味をアインハルトさんが知らなかったということくらいだろう。知られていたら、なに言っているの、この子って顔をされてしまうのは目に見えていた。
 なにせ恋人でもなんでもない相手が、とんでもなくエロいことになっている状況を見て、寝取られたと思う人なんて、どう考えても頭がおかしいだろう。傍から見たら、誰もがそう思う。もしくは自意識過剰とか言われるかもしれない。どちらにせよ、呆れられるのは確定だと思う。
 ただ、冷静にそう顧みても、この寝取られた感は、半端じゃない。なにせ私が見たこともなければ、浮かべさせられたこともない光景を、クレアはいともたやすく行ったのだもの。あれで勝ち誇った笑みを浮かべられたうえに、アインハルトさんに、「ヴィヴィオさんが悪いんですよ」とか言われたら、もう完全に立ち直れなくなる。うん、自信を持って言える。いやな自信ではあるけれど、こればかりはそうとしか言いようがなかった。
「まさか妹にそういうことをさせられる日が来るとは」
 そんなありえない経験をする日が訪れるなんて、普通は考えない。というか、考えるほうがおかしい。というか、妹に寝取られたではなく、妹が寝取られたみたいな状況は、そういう類の嗜好品であれば、よく聞く話だとは思うけれど、妹に寝取られたというのは、そうそう聞かない内容だった。というか、そんなの需要があるわけがないとは思うから、聞かないのも当然だろうけれど。あ、でも、コロナならなんとなく知っていそうな気がしてならない。
 もっとも聞く気もなければ、触れる気もないけれど。でも事情を話したら、コロナは喜々としてそういうものを押し付けてきそうな気がする。お前いくつだよ、とツッコミを入れたい気分ではある。
 でも、それはあくまでも私の想像だった。さすがのコロナでも、そういう類の嗜好品を持っているとは思えない。うん、持っていないはずだ。持って、いない、ですよね、コロナさん。その場にいないコロナに向かって、心の中で尋ねた。
 なぜか、艶々としたサムズアップをするコロナの姿が思い浮かんだけれど、とりあえず気のせいってことにしておこう。というか、気のせいってことにしておきたい。
「あ、あの、ヴィヴィオさん? さきほどから様子がおかしいですが、なにかありましたか?」
 親友への風評被害をしてしまっていることに、地味にダメージを負っていると、アインハルトさんに、恐る恐ると尋ねられてしまう。まぁ、いきなり百面相みたいなことになってしまったら、無理もないとは思う。むしろそれで気味悪がることをしないアインハルトさんって、マジ天使だった。
「アインハルトさんは、マジ天使だな、と」
「は、はぁ。ありがとうございます?」
 いまいち納得していなさそうな顔をしつつも、アインハルトさんはそう言ってくれた……。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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