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DATE: CATEGORY: お嫁本編
 こんばんは、すいもうです。
 もう十九日。明日は個人的にちょっと特別な日になります。
 まぁ、どういう日なのかは、明日の更新の際にでも。
 まぁ、それはさておき。
 今回もマヴィオさんですね。
 いや、もう完全にそれはって感じですね。
 でも気づかない←しみじみ
 どういうことなのかは、追記にて。
 では、お黄泉ください。


 異彩は、なにを見るのか~揺れる心~ 九十三話「膝枕=破壊力」

 大変なことに気付いてしまった。
 アインハルトさんをどう思っているのかという、ある意味命題よりも、はるかに重要なことに気付いてしまった。いや、普通に考えれば、アインハルトさんをどう思うのかということの方がはるかに重要なことだというのはわかっている。そんなのは重々承知だ。
 でも、それ以上だ。それ以上の状況だった。私はアインハルトさんに膝枕をしてもらっていた。少し前にもしてもらっていたようだけど、私はそのとき完全に居眠りをしていたので、ほとんど記憶がない。いわば、ノーカンと言ってもいいだろう。むしろノーカンだと私の中の私がはっきりと叫んでいた。だからそのことはいい。
 しかしだ。今回はノーカンにすることはできない。できるわけがない。なにせ私は実際に膝枕をしてもらっているという実感があるのだ。それでノーカンにすることはできない。できるわけがなかった。
 けれどそう思う一方で、膝枕って最高なんだな、とも思えた。
 うん、なのはパパがことあるごとにフェイトママの膝枕をねだるのもわかる気がする。
「ヴィヴィオさん?」
 アインハルトさんが不思議を通り越して、怪訝そうな顔をしている。むしろなにをしているのだろう、この子はという目を向けてくれる。うん、いつもの私であれば、びくびくものだけれど、いまの私にとっては、一種の快感にしかつながらない。なにせ腕を伸ばせば、アインハルトさんの頬に触れられる距離。実際アインハルトさんも少し前までは、私の頬を撫でてくれていた。その気になれば、キスだってできる距離だった。
 まぁ、キスはさすがにしないと思うけれど、なのはパパの場合であれば、躊躇なくフェイトママを引き寄せて、キスしているのだろう。というか、あの人はまず間違いなくやる。だって実際にキスしているところを何度か見たことがあるもの。八割はなのはパパが主導だった。まぁ、残りの二割がフェイトママ主導でもあるのだけど。もっともフェイトママ主導の場合は、なのはパパが膝枕中に眠っている際にするパターンだった。というか、そうでもないとフェイトママほどの恥ずかしがりやさんが自分からキスなんてするわけがなかった。
 まぁ、とにかく膝枕というものは、とてもキスのしやすい態勢ということになる。あくまでも私主観の話ではあるけれど。もっとも膝枕をしてあげている側の体勢がきついことになりやすくもあるので、完全に向いているというわけではないのだけど。
 少なくとも平常時よりかはしやすいと思う。だって平常時でそれだけ近い距離にいることなんてそうそうないもの。そしてそのそうそうない状態に私とアインハルトさんはいるわけであり、そしてキスなんてだいそれたことを考えてしまったら、急に頭の中がアインハルトさんとキスすることでいっぱいになってしまった。
「ヴィヴィオさん? 本当にさきほどからどうされたのですか?」
 アインハルトさんは怪訝を通り越して、私を心配しはじめていた。いや、まぁ、最初は怪訝そうにしていたけれど、あまりにも様子がおかしければ、一周回って心配してしまうのも無理はなかった。実際私が同じ立場であれば、ってうまく想像ができないな。アインハルトさんがいまの私みたいな奇行をやらかすところなんて想像もできないのだから、無理もない。というか、アインハルトさんはそんなおかしなことをする人じゃない。だから奇行なんてやらかすわけがなかった。
「ちょっと待っていてくださいね、ヴィヴィオさん。いまお父さまかお母さまを」
 アインハルトさんは自分では対処しきれないと思ったのか、なのはパパとフェイトママを呼びに行こうとしていた。いやまぁ、たしかにそれは当たり前の行動なのだろうけれど。私にとってはそうじゃなかった。というか、アインハルトさんと離れたくなかった。
「大丈夫です。だから、その、いまのままでお願いします」
 アインハルトさんの腕をとり、離れないでほしいと頼んだ。アインハルトさんは、でも、と言ったが、お願いしますとやや強めにお願いすると、渋々とだけど、頷いてくれた。
「でも、無理をしないでくださいね。もしかしたらダメージが残ってしまっているからなのかもしれませんので」
 アインハルトさんは念を押すようにして言った。まぁ無理もない。というか、私の言動を振り返ると、たしかになのはパパとの訓練のダメージがあってこそのものと思われても仕方がない。客観的に見て、それ以外にありえなかった。
 だから念押しするのも理解できた。理解できたが、それ以上に私はアインハルトさんが奇行をやらかす私を心配してくれていることに感激していた。
 ああ、もう本当に抱きしめてキスしたいくらいだ。というか、できることであれば、そのまま押し倒したい。頬を赤く染めて私を見上げるアインハルトさんはとても魅力的なのだろうな。そう思ったとき。
「──忘れてください」
 ふいに前の晩のアインハルトさんが、寝ぼけたクレアに胸を揉まれて、みだらな表情を浮かべていたアインハルトさんを思い出してしまった……。
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テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学

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