こんにちは、すいもうです。さぁ〜て、本日は「隣り歩く君」最終話です。あとがきはいつも通り別途で書きますので本編を読まれて「読んでやるか」っていう方はよろしくお願いします。では、お黄泉ください。
なのは様外伝〜隣り歩く君〜 最終話「隣り歩く君」
──それは一つの覚悟でした。大好きなあなたと寄り添って歩むための覚悟。今まで私は自分に自信を持てなかった。それは私が姉さんの代用品でしかないと思っていたから。だけど、今は違う。だって、私は私。それに気付けたから。だから私は君にこの想いを伝えたい。君の隣りを歩きたいから。いつまでも君と共に歩みたいんだ、なのは……。
こんにちは、フェイト・T・ハラオウンです。
「オーバーゲート」を封印してから早いもので一週間が経ちました。とは言っても私となのはは「オーバーゲート」を封印してすぐに三日間も眠っていたので感覚的には四日ほどしか経っていません。
さて、今私は高町家へ──なのはの元へと向っています。それは今夜なのはのご家族は皆さん用事があるとのことで家を留守にされているのです。
でも、それだと「なのはが寂しがるだろうから」と桃子さんと母さんが話し合いをした結果、私は高町家にお泊りすることになったわけです。
しかし、最初はなのはが私の家にお泊りすることになるはずだったのですが、話し合いの場にいた私となのはの懇願で今回にようになったのです。
その際、母さんと桃子さんは素敵な笑みを浮かべながら「頑張りなさい」と「大きな声を出しすぎちゃダメよ。近所迷惑になるから」の一言を投げかけてくれたことを私は一生忘れません。
そのうえ、今日家を出る際に私は「スッポンエキス入り」というラベルが貼られたビンを五本ほど持たされました。それから母さんはこう言って私を送ってくれました。
「初孫、楽しみにしているわ♪」
そんな母さんに私はこう言い返しました。
「母さんのばかぁっ!」
それから私は走り出しました。その際後ろにいる母さんを一切振り返りませんでした。
と、まぁそんなこんながありまして現在、私は高町家のインターホンの前にいます。細かく言うとインターホンまであと数センチのところまで手を伸ばしています。
そう、あと数センチでインターホンを押せるのですが、そこから先がどうも上手くいきません。むしろ指が動いてくれません。
なので私は数センチまで手を伸ばしてから引っ込めるを何度も繰り返し行っています。おかげで喉が渇いて仕方ありません。
そのうえ、呼吸もなぜだか荒くなっています。傍から見たら今の私はどういう風に映るのでしょうか。……変質者だと思われなければ良いのですけど。
でも、いつもでもこうしていても仕方ないです。なので──
「よし、押そう!」
私は自身にそう言い聞かせて手を伸ばしました。そして──
──ピンポーン
というインターホンが鳴った音がしました。私は内心で「やった」と思いながらなのはが出てきてくれるまで待ちました。
しかし、それからしばらく経ってもなのはが出てくる気配はありませんでした。私は「いないのかな?」と思いながらもう一度インターホンへと手を伸ばそうとした、そのときでした。
「フェイトちゃぁぁぁーん♪」
頭上からなのはの声がしました。私は「え?」と呟きながら空を見上げるように顔を上げました。するとそこにはバリアジャケットを着たなのはがいました。
「な、なのはっ!?」
私は驚きながら彼女を受け止めるべく両手を広げました。それからすぐになのはは私の両腕の中に飛び込んできました。
ですが、あまりに突然だったために私は足の踏ん張りが利かずにそのまま後ろへと倒れてしまいました。その体勢はまるでなのはに押し倒されたような感じでした。
そのため私は恥かしくなりました。だって、道端で押し倒されているのですから、誰かに見られでもしたら大変ですし。
だから私はなのはに「どいてくれないかな?」とお願いをしました。が、なのはは「ダメ」と言ってから私の頬を両手で包みました。そして──
「なのはは決めたの。これからはフェイトちゃんが本当に嫌がらない限り、なんでもするって。だからフェイトちゃんのそのお願いは聞けないの」
そう言ってなのはは私をその深い蒼の瞳で見つめました。そして徐々に顔を近づけてくるのです。私は「だ、ダメだよ」と言ってなのはを押し返そうとしました。
が、なのははそんな私の制止を無視して強引に唇を重ねたのです。それから舌で唇を割ってきたのです。キスだけならまだ許容範囲でしたが、こればかりはダメでした。
だから私はなのはを押し返そうと腕に力を込めようとした、そのとき、なのはが念話を使ってこう語りかけてきました。
『大丈夫、なのはを信じて』
そう語りかけながらなのはは私を見つめました。真剣な光を灯した蒼の瞳で私を見つめたのです。
それから私は力を抜きました。そして彼女の背に腕を回して繋がりを深くしました。するとなのはも私の背中に腕を回してくれました。それからしばらくの間私となのは深く口付け合いました。
やがて息苦しくなったころ私たちはどちらからでもなく、唇を離しました。お互いの間に架かった銀色の橋を見つめながら。そして──
「にゃはは、外で大人のキスをするのも良いものだね♪ こんなに可愛いフェイトちゃんが見られるだもん。……また、しようねフェイトちゃん♪」
熱の篭った視線を私に向けました。私は俯きながら「なのはのばか」と呟きました。するとなのはは「そうだよ」と言ってから──
「なのははフェイトちゃんバカなの。フェイトちゃんが大好きすぎて仕方ないの。だから──」
「ベッドの上でもっと可愛いフェイトちゃんを見せてね♪」と耳打ちしたのです。そしてその一言で私は自分の頬が真っ赤に染まるのがわかりました。するとなのはは「にゅふふ♪」と笑いました。そして──
「これから、いろいろなことがあると思うの。だけど、どんなことがあってもなのははフェイトちゃんとずっと一緒にいたい。ずっとフェイトちゃんの隣りで歩き続けたいの。だから──」
そこで一旦言葉を切りました。そして二、三度深呼吸をしてからなのははこう言ってくれました。
「フェイト・テスタロッサ・ハラオウンさん。これからも私の隣にいてくれませんか?」
「……はい、喜んで」
そう言って私はまぶたを下ろしました。そしてそっと唇を突き出しました。するとなのはは「ありがとう」と呟いてから顔を近づけてくれました。そして唇の先端が触れ合ってから私たちは想いを告げました。
「「大好きだよ」」
それから唇を重ねました。お互いに抱く気持ちを込めながら。これからもお互いの隣りを歩き続けるという誓いの口付け。それをいつまでも交わし続けたのでした。目の前にいる最愛の人と共に……。
Happy END
はい、では、お次はあとがきです。
テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学
記憶が変わっても……
けれど、一つ変わったことがあるならば。
お互いへの意識の仕方なのかもしれないですね。
なのは様のフェイトちゃんへの想いも、今までのヘビーさとは違う、包み込むような気持ちが表れてて……
フェイトちゃんの、なのは様への想いは、そんななのは様を全て受け入れる懐の深さが増していて……
そんな感想を受けたうにゃ!!です。
うちの方はというとまぁ……6月1日をお楽しみに〜♪ということで
ではでは
感銘を受けていただきありがとうございます〜♪
まぁ、こうしないと「なのは様化」し辛いですし……というと身もフタもないですね、ごめんなさい。
はい、これから伺わせていただきます♪
これからもよろしくお願いします。
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