こんにちは、すいもうです。……昨日髪を洗っていたら間違えてボディソープを使ってしまいました。冗談ではなく、マジにです。これは僕がドジっ子という証拠でしょうか? さて、近況はこの辺にして。第十二話更新です。では、お黄泉ください。
なのは様外伝〜隣り歩く君〜 第十二話「明かされる真実・前編」
──それは一つの覚悟でした。大好きなあなたと寄り添って歩むための覚悟。私たちは昔の私たちを連れて親友の家へと向った。そして親友は昔の私たちを見遣りながら話をしてくれた。私たちが知らない真実を彼女は話してくれた……。
こんにちは、高町なのは(二十一)です。
今私たちの目の前には困惑した表情を浮かべながら立ちすくんでいるはやてちゃんの姿があります。でも、それも仕方がないと思います。
だって、彼女の視界には私とフェイトちゃん、そしてヴィヴィオの他に昔の私たちも入っているのですから。だからはやてちゃんの今の状態は仕方がないと思うのです。
もし、これが私とフェイトちゃんが昔の姿に戻ったとかならまだはやてちゃんも「かわいいわぁ」とか言って抱きついてきたりなどのリアクションの取りようがあったと思います。
だけど、さすがのはやてちゃんも今回ばかりはそういったリアクションをするのは無理みたいです。……現に今だって彼女は俯きながらぷるぷると腕を震わせて──。
そう思ったところで私は首を傾げました。
さっきまではやてちゃんは困惑した表情を浮かべていたはずなのに、どうして今は顔を俯かせているのだろう、と。そしてはやてちゃんが怪我したのは右肩だけのはずなのにどうして左腕も震わせているのだろう、と。
そんな風に疑問を抱いているとはやてちゃんは突然顔を上げました。……寒気がするほどの素敵な笑みを浮かべながら。そして──
「かぁいいわ〜♪ お持ち帰りぃぃや〜♪」
と言いながら昔の私たちに突撃なされました。……ゆえに前言撤回させていただきます。はやてちゃんにはリアクションの取れない状況などありません。
そう思いながら私は目の前で行われている身体検査という名のセクハラによってもみくちゃにされている昔の私たちを呆然と見つめていました。
三十分後。私たちは八神家のリビングにいました。それは暴走してしまったはやてちゃんを止めるのにそれだけの時間が掛かったということでした。
ちなみにはやてちゃんの暴走を止めたのはシグナムさんの「私だけだと言ったのに」という一言でした。まぁ、はやてちゃんの暴走についてはその辺にしておきましょう。
さて、現在私とフェイトちゃんはリィンとアギトを除く八神家全員に今の状況を──昔の私たちが現れたことについて話をしています。それは「オーバーゲート」の調査隊のメンバーに二人がいなかったからでした。
なので二人には少し退屈かもしれないかなと思っていたのですが、どうやらその心配はなそうです。
だって二人は昔の私たちを興味深げに見つめています。考えてみれば二人にとって彼女達を実際に見るのは初めてなのですから。でも、それは昔の私たちも一緒でリィンとアギトに興味津々のようです。
そんな微笑ましく思える光景を視界に納めながら私たちは話を続けました。そして──
「……というわけで私とフェイトちゃんの記憶と彼女達が話した状況がかなり食い違っているんだ。だからはやてちゃん達に当時の状況に付いて話を聞こうと思ったの」
私はそうはやてちゃんに尋ねました。するとはやてちゃん達は皆口を閉じて黙ってしまいました。でも、それも仕方がないと思います。
だって、当の私たちでさえも困惑しているのというのに第三者であったはやてちゃん達は私たち以上に困惑するはずですから。
だから私は「急に訪ねてきてこんな話をしてごめんね」とはやてちゃん達に謝ろうと思った。そのときでした。はやてちゃんがゆっくりと口を開いたのは。そして彼女は真剣な表情を浮かべて──
「そっか、あのとき二人はこの時代に来ていたんやね」
と、そう口にしたのです。予想外のはやてちゃんの言葉に私とフェイトちゃんが呆然となっているのにかまわずはやてちゃんは淡々と言葉を紡ぎ続けました。
「考えてみれば「オーバーゲート」はタイムマシンやし、二人が時空の壁を越えるんは十分に考えられたはずやのにな。……あのときのあたしらはそのことすらも考えられんほどに動揺していたちゅーわけ、か」
そう言ってからはやてちゃんはどこか遠い目をしながら、あのとき──私とフェイトちゃんが「オーバーゲート」の光に包まれたあとのことを話し始めたのでした……。
つづく
はい、以上です。さぁて、気になる展開になってきました……かね? なっていると良いなぁ〜というところで今日はこの辺で。では、また。
テーマ : 二次創作 - ジャンル : 小説・文学
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